インド生まれドバイ育ち、シンガポール勤務を経て日本へ。TimeRexをゼロから作り上げた技術責任者、ラジさんの素顔

Ayaka Odaka

Ayaka Odaka

2022.8.17
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調整さん・TimeRexを支えるチームメンバーを紹介するインタビューシリーズ。今回は技術責任者のラジさんを紹介します。

本名はラジェッシュさん。社内では“ラジさん”で親しまれています。2019年4月にミクステンドに入社後、翌年5月から技術責任者としてチームを牽引するラジさん。日本語と英語はもちろん、ヒンディー語、中国語を話すマルチリンガルでもあります。

今回のインタビューでは、ラジさんの優秀なご経歴やスキルから顔をのぞかせる気さくな人柄とお茶目な素顔に迫ります!

まずは自己紹介をお願いします!

開発チームで技術責任者をしています。開発タスクの割り振り、コードレビューや設計、リリースの管理等、開発業務の全体的な管理を担当しています。

プライベートでは旅行が趣味で、自然があるところが特に好きです。あとはゲームも好きです。週末にプレイステーションでいろいろなゲームをやっていますね。

フルリモートになる前はよく旅行のお土産をいただいていましたね!早速ですが、ラジさんの出身地や生い立ちを教えてください!

私はインド国籍ですが生まれ育ったのはドバイです。父、母、姉、自分の4人家族で暮らしていました。ドバイは中東の金融センターとして知られていますが、私の父も公認会計士として働いていました。なので、私が最初に触ったパソコンは父の業務用のものでした。

その頃からITエンジニアを目指していたんですか?

そうですね。確か10歳頃だったと思うんですけど。もちろん父のことはリスペクトしていますが、僕自身は数字を扱うという会計の仕事に興味を持てなかったんですよ。それよりもコンピュータを使って何かの問題を解決できるようになりたかった。今思えばそれがITエンジニアになりたいと思ったきっかけかもしれませんね。

海外を意識し始めたのはいつ頃からですか?

ドバイではほとんどの人が海外の大学に進むんですよ。僕の場合は姉が先にアメリカに行っていたこともあって、早くからグローバルを意識していました。それで16歳の時にアジアで先進的な教育機関のあるシンガポールに行きました。

大学はシンガポール国立大学のコンピューティング学部でしたよね?アジアNo.1の大学卒、すごいです…!

僕自身はコンピューターを学びたくて進んだ大学なんですが、シンガポール在住時は国際感覚を磨いたり、優秀な人材との交流など、勉強以外にも多くを学べた貴重な学生時代を過ごせましたね。

大学卒業後もシンガポールで外資系のソフトウェアカスタマイズの会社を4社ほど経験しエンジニアとしての実績を築くことができました。

日本に来たきっかけは何だったんですか?

日本人の妻と結婚したことですね。彼女が戻ったときに日本でも働けるよう2015年頃から日本語を勉強しはじめて、2018年に日本に来ました。

日本語の習得スピードの速さに驚きです。何か言語を覚えるコツのようなものはありますか?

コツですか…実は日本語はアニメで覚えました。

おお!どんなアニメですか??

ドラえもんやクレヨンしんちゃんです(笑)

一気に親近感がわきました(笑)

勉強しようと肩肘はらずに、まずは楽しんで覚えられるものから手をつけたらいいんじゃないでしょうか(笑)

楽しむこと、大事ですね!お仕事では技術責任者としてプロダクト開発をされていますが、大事にしていることはありますか?

プロダクトのフェーズによってリリース内容を変えることは意識していますね。例えばうちのTimeRexでいうと、1番はじめのファーストリリースの時は、できるだけ早くリリースすることが大事だと思っていました。今はある程度ユーザーが増えてきているので、どのように機能が使われているのか、今後どのような機能を開発すれば製品が改善するかを重視しています。

それとチームに関しては、やはりメンバー全員の意見をしっかりきいて尊重することは大事にしています。1つのタスクばかりではなく、メンバーが興味があれば、設計やフロントエンド・バックエンド等、専門領域以外だったとしてもチャレンジできるように体制を整えています。

ミクステンドの開発チームはどのような流れで開発業務を進めているんですか?

アジャイルとスクラムで進めています。1週間ごとにタスクを決めて、各エンジニアに割り振っています。次の週にスプリントの振り返りをし、良かった点や改善点を話し合っています。普段は2週間ごとに開発内容を1つのリリースにまとめ、テストしてもらってから本番環境にリリースします。大きい機能があった時はサイクルが1カ月になったりもします。

最近はTimeRexに次々と新しい機能が追加されていますが、追加機能を実装するときの設計はラジさんがされるんですか?

いえ、その機能の内容によって異なります。機能を実装するために必要な技術に1番詳しい人が設計することが多いですね。特別な知識が不要な機能は誰がやっても問題ないので、その時に手が空いているメンバーにアサインします。もちろん、メンバー同士で設計内容のレビューもしあいますよ。

実装が完了したらどういうフローで本番環境に反映されるんですか?

Git-flowを取り入れています。タスクが完了したらGitにあげてプルリクエスト作成し、チームメンバーにコードレビューをしてもらいます。その後、開発環境にあげて、QAエンジニアにテストをしてもらい、本番環境にリリースする流れです。

パスを回しながら本番環境に辿り着くんですね!うちはフルリモート体制ですが、開発チームでの主なコミュニケーション手段は何ですか?

基本的にSlackですね。画面共有して会話したい場合はSlackCall等を利用します。定期的な開発チームのミーティングは週に1回、Zoomでやっています。

リモートでも出社時と変わらない距離感ですよね。これまでを振り返って、印象に残っていることはありますか?

TimeRexをゼロから作ったので、製品の名前やドメインを決めた経験はおもしろかったですね。ほとんどの企業だと既存のプロダクトに参画することになるので。名前決めるフェーズに携われるのは貴重でした。

当時の名前決め、かなり迷走しましたよね(笑)Slackで思いつく限り募集したりして。

日本語の造語が英語的に面白い意味になってしまったりして、楽しかったです(笑)

ラジさんがいなかったらどうなっていたことやら(汗)ミクステンドはラジさんにとって日本での2社目の会社ですよね。

はい、日本に来て最初は外資系のIT会社に入ったんです。でもミクステンドの事業内容を知ってこれから成長していくこの会社で、自分の経験や技術を生かせたらと思い参画しました。

会社の好きなところはありますか?

僕にとってミクステンドは日本企業として初めての会社になるので他との比較はわからないんですが、フルリモートで自分のライフスタイルに合わせて働けること、出社はしていなくてもメンバー同士Slackなどですぐにコミュニケーションがとれて、経営陣同士も心理的に距離が近いことでしょうか。

たしかに、会社全体的にかなりフラットでカジュアルですよね。穏やかで心地よい距離感だな〜と思います!

そうですね。ここ2年ほどはコロナの影響でみんなで集まったりできませんでしたが、最近は代表の北野さんがみんなで集まる機会を作ってくれたりと交流を深める機会が増えてきて楽しいですよ。普段はリモートで自分のタスクに集中して、たまにはみんなで集まってリアルで意見を交わしたり、一緒にご飯を食べたりするのが理想的かもしれませんね。

いいですね!また調整さんで調整しましょう!ちなみにラジさんの好きな食べ物はなんですか?

インド人というとカレーと思われがちなんですけど、一番好きなのはタイ料理のパッタイです。焼き肉や焼き鳥なども好きですよ。納豆とタコはまだちょっと苦手です。

タイ料理とは意外でした(笑)最後に、おすすめのパッタイのお店紹介とともにこのブログを読んでいる方に一言お願いします!

自由が丘にあるタイ料理店「クルン・サイアム」のパッタイは美味しいです!これからミクステンドで一緒に働く仲間の歓迎会はぜひここでしたいですね!

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