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プロセスは、守るものではなく育てていくもの―TimeRexエンジニアチームが実践する、持続可能な開発の仕組み

2026.05.20
Odaka Ayaka

ミクステンドが提供する「TimeRex」の進化を支えるエンジニアチーム。彼らは今、どのような体制で開発に向き合っているのでしょうか。

今回は、エンジニアのロッチさんにインタビュー。チームが実践している週次スプリントの回し方や、Story Pointを用いた見積もりの工夫、そして開発とサポート対応を両立させるための仕組みについて伺いました。

見積もりに「Planning Poker」を採用する理由

TimeRexのエンジニアチームでは、見積もりにStory PointとPlanning Pokerを採用されていますね。どのような狙いがあるのでしょうか?

狙いは非常にシンプルです。作業時間を1時間単位で正確に予測することよりも、タスク同士の「相対的な大きさ」を揃えること、そしてチーム内で認識のズレを早期に可視化することに価値を置いています。

実際のPlanning Pokerはどのように進めているのですか?

一般的な手法に近いですね。事前に未見積もりのタスクを洗い出し、チケットを一つずつ確認します。メンバーが心の中でStory Pointを決め、一斉にカードを出す。数値に大きな偏りがなければ平均値で確定し、意見が割れた場合は数分間議論します。
ここで大切にしているのは、「見積もりはあくまで概算レベル」というスタンスです。プロダクトマネージャーがロードマップの優先順位を判断するための材料として提供する、という認識をチームで共有しています。

見積もりの対象とするタスクには、何か基準はありますか?

すでにリリースが決まっているものや、優先度が高く近いうちに着手が必要なタスクを中心に実施しています。また、特定の機能に詳しいエンジニアがいる場合は、そのメンバーだけで見積もることもあります。無理に全員で行うことよりも、「現実的な実装イメージを持てる人」の判断を優先していますね。

毎週月曜日にすべてを整える「週次スプリント」

スプリントは1週間単位で回されているとのことですが、月曜日の流れを教えてください。

月曜日は、複数のステップを経て「今週取り組むタスクと役割」を明確にしています。

  • 11:00〜11:30(Planning Poker): バックログのタスクにポイントを付与し、粒度を整理。
  • 12:00〜12:30(スプリント確認MTG): 今週スプリントに入れるチケットを決定。
  • 14:00〜14:30(エンジニアMTG): アサインの共有と相談。

ここで意識しているのは、「ギリギリまで詰め込まない」ことです。コードレビューや急な対応のためのバッファをあらかじめ確保し、フル稼働のメンバーでも「週あたり最大◯ptまで」という目安を設けています。Story Pointが未確定のものは原則スプリントに入れません。意図的に余白を作ることで、持続可能な開発を目指しています。

ちなみに、タスクが大きすぎる場合はどうされていますか?

大きなタスクはJira上でEpicとして作成し、その下に実行可能な粒度の子タスクを並べる運用にしています。これにより、見積もりや進捗管理がしやすくなり、誰がどのレビューを担当するかも明確になります。

サポート対応もチームの運用に組み込む

開発中にサポートチームからの調査依頼が入ることも多いかと思いますが、どのように対応されていますか?

開発と並行してサポート対応ができるよう、曜日ごとの担当制を敷いています。その日の担当者が一次対応を行い、必要に応じて他のエンジニアへ依頼したり、自ら引き取ったりします。


この仕組みのおかげで、「誰が拾うか分からない問い合わせ」が激減しました。結果として、開発スプリントの計画にサポート負荷を織り込みやすくなり、開発とサポート対応の両立が非常にスムーズになりました。

「最適解」は変化し続ける

こうしたプロセスを導入して、チームにどのような変化がありましたか?

見積もりのブレが小さくなり、タスクの粒度が揃うようになりました。何より、「スプリントに詰め込みすぎる」ことが減ったのが大きな成果です。完璧なプロセスとは言えませんが、今の自分たちの状況に合わせて調整し続けられる土台はできたと感じています。

こうしたプロセスを導入して、チームにどのような変化がありましたか?

プロセスは「守るもの」ではなく、「育てていくもの」だと思っています。チームのフェーズや人数、プロダクトの状況によって、最適解は常に変わり続けるものです。これからも立ち止まらずに、チームにとっての「今」のベストを探し続けていきたいですね。

さいごに

「守るのではなく、育てる」。ロッチさんの言葉からは、ルールを固定化するのではなく、柔軟に変化を許容するミクステンドのエンジニア文化が垣間見えました。チームの成長に合わせたプロセス構築に興味がある方は、ぜひ私たちと一緒に働きませんか?

採用ページに詳しい内容が載っていますので、ぜひご覧ください!

https://mixtend.com/job

本記事は、ミクステンド Tech Blogに投稿された記事を基に構成しています。

https://zenn.dev/mixtend/articles/cbd5571a2ec505

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